島暮らしは、365日24時間いつでも買い物ができるだけでなく好きな食事を自宅まで届けてくれる都市部の便利な生活とは異なり、不便が当たり前の日常として大自然や新鮮な魚介類を堪能するスローライフがメインです。都市部に住む人は、毎日通勤電車に揺られてゆっくりと山や海の景観を楽しむことができず、自然に抱かれたスローライフに憧れてしまいます。しかし、海に囲まれている島は、間違いなく定期的に日用品や食品が店頭に並ぶ都市部とは異なり、天候によっては1週間以上船便が欠航することも少なくなく生活に支障をきたすことがあります。都市部では、隣に住んでいる人と言葉を交わしたことがないことも少なくありませんが、小さな島ほど人間関係が密です。

小さな島は、人口が少ないだけでなく平均年齢が非常に高く日中の暇を持て余している人が多く、島民の全ての行動を知っている人がいます。それを監視と思ってしまう人は、小さな島への移住に向いていないと言え、都市部の生活と大差が無い大きな島への移住がおすすめです。大きな島は、経済が潤っている場合が多く生活基盤を整えるのが容易であり、島暮らし初心者向きと言えます。島暮らしは、手付かずの自然を望めば望むほど島に娯楽施設がなくなり、変化のない毎日を如何に楽しむかが重要です。

もし、島暮らしを検討しているなら、その島の特産品の製造への従事や時間を忘れて没頭できる趣味を見つけてから移住すべきです。